当初「それぞれの郷土を愛する思いを皆で共感する・・・そんなテーマソングをつくる」として企画しましたが、「テーマソング」のネーミングをあたらためました。詳細は以下のファイルをごらんくださいませ。
曲の解説 (林保夫)
南大阪にはそれぞれの郷土に「ええとこ」がいっぱいありますが、今回は藤井寺出身と云われている「井真成(いのまなり)」にちなんだ曲を作曲し、その思いを「風にのって」という曲に託しました。
"「風は海をこえて 心 海をこえて、そしていつか帰る ふるさとのむら」"
2004年、中国でひとつの墓誌が発見されました。「井真成」と彫られた墓誌でした。井真成(いのまなり)は遣唐使として中国に渡った留学生で、唐王朝 玄宗皇帝の元、17年間も役人として活躍していました。そして彼の思いはそこで学んだことを将来日本に持ち帰り日本の礎を築くのに役立てることです。ところが、突然病魔に襲われ36歳の若さで急死しました。亡骸には高い位を追贈され、墓誌とともに葬られました。勤勉で礼儀正しく、優秀であった彼に、玄宗皇帝は、墓誌に「なきがらは中国に埋められたが、魂はふるさと日本に帰ることを願っている。」と記しました。1280年以上もの間、その名すら知られていなかった井真成(いのまなり)、きっとこころは風にのって、海をこえて、ふるさとのむら 藤井寺に帰ってきていることでしょう。
歌詞 風は海をこえて 心 海をこえて そして いつか帰る ふるさとのむら 人ははるか 海わたり 文(ふみ)ははるか 海わたり そして 友をよび 帰れ ふるさと 花は 咲きほこり 鳥は 空を舞い 人は 学びふかめ 未来描けと
当日、作曲者の林保夫さんから、曲の説明をしていただいたあと、全体合奏しました。ステージでは林保夫さんと、オカリナアヴェルラさんが演奏してくださいました。